メディアにおける「創作物の性表現」と「現実の性被害」との関係性 ~児童買春・児童ポルノ禁止法改正案をめぐって~(渡辺真由子)
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メディアと人権研究所MAYUMEDIA
ジェンダー法学会2013年学術総会 個別報告レジュメ
慶應義塾大学SFC研究所 上席所員(訪問) 渡辺 真由子
メディアにおける「創作物の性表現」と「現実の性被害」との関係性
~児童買春・児童ポルノ禁止法改正案をめぐって
<趣旨>
2013年6月、通常国会に提出されていた児童買春・児童ポルノ禁止法改正案は継続審議となることが決まった。改正案は、児童ポルノの所持を禁止する「単純所持の禁止」を導入することに加え、漫画やアニメ、CG等と性犯罪等との関連性を調査研究するよう政府に求めている。特に後者に関しては、出版界や一般ユーザーからの強い反発が見受けられる。
議論のポイントの一つは、例え性的虐待を描写した内容でも「実在しない人間を描く創作物を、規制対象とする必要があるのか」という点にあり、統一的見解は未だ定まっていない。
はたして、創作物であれば実在の被害者は生みださないのだろうか。本報告は「創作物の性表現」と「現実の性被害」との関係性に着目し、近年の性犯罪をめぐる複数の事例と、性表現の影響に関する研究理論やデータを検討し、創作物の性表現による弊害について考察する。
<報告内容>
1.児童買春・児童ポルノ禁止法改正案と創作物
2.創作物の性表現と現実の被害事例
(1)創作物による実在児童の権利侵害
(2)性犯罪における創作物の利用
3.性表現の影響に関する研究
(1)実写版ポルノグラフィ-の影響研究
(2)創作物の性表現の影響研究
(3)性表現の影響研究の限界
4.性表現規制の今後の方向性
注
参考文献
(Total 8 pages)
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